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2009年10月15日 (木)

バチスタ、容疑者X、コボ、手紙

 2009.10.13
 映画『チーム・バチスタの栄光』(TV)良。
 東城大学医学部付属病院の心臓バチスタ手術は、一般的な成功率が60%にとどまるのに対して、過去26件をことごとく成功させてきた。
 そのバチスタ・チームの手術が3件続けて失敗し、患者が死亡する。チームリーダーの桐生助教授(吉川晃司)は原因究明を希望。患者からの苦情処理をしている医師、田口(竹内結子)が、ひょんなことから調査をまかされることに。
 そこに途中から厚生労働省の白鳥(阿部寛)が加わり、やがて意外な事実が。
 「事件」をめぐるさまざまな状況と人間模様。「原因」にもドラマがあり、どんでん返しがある。伏線がきっちり回収され、何度も膝を打つ。おもしろい。続編『ナイチンゲールの沈黙』が放映されてたが録画しなかった。惜しいことしたかな。
 余談だが、最近は助教授ではなく准教授と表記されることが多いのだが、ここでは助教授。

 2009.10.14
 『容疑者Xの献身』読了。良。
 旧江戸川の堤防で全裸の男が他殺体で発見された。顔も歯もぐしゃぐしゃにつぶされており、指紋もすべて焼き消されていたが、近くに放置された自転車に出された盗難届から、ほどなく某駅前近くのレンタルルームに宿泊していた男が被害者として浮かび上がる。
 重要参考人として被害者の元妻に捜査が及ぶが、彼女には完璧なアリバイが。彼女の隣室に住む男が、草薙刑事と同じ大学出とわかったことから、話が同大学准教授の湯川の耳に入る。
 この本を読む前に読みかけていたSF(ハード・ワイヤード、火星の長城)に気分が乗りきらないまま手に取った『X』に、一気にはまってしまった。やっぱりベストセラー作家の文章は読ませる。面白い。
 残念なのは、前作『探偵ガリレオ』同様、「推理小説」然としていて、叙情性の物足りないところ。
 どんでん返しには参ったが、終わり方が唐突。宮部みゆきなら、いや、東野圭吾でも他の作品なら、もっと余韻を残す終わり方になってるのに。東野作品の中でこの作品が直木賞に選ばれたことを考えると、よけいに物足りなく思える。

 読売新聞『コボちゃん』にて。おかあさん「二人目ができたの」!!! なんてことだ、永遠の幼稚園児コボちゃんがお兄ちゃんになるなんて。歳をとるなんて。かねてより、誰かやってくれないかと切望していた、登場人物が歳を重ねる四コママンガを、植田まさしはやろうとしているのか? 今後に大いに期待する。
 P.S.他所のサイトでも、新聞(朝日まで!)でも、けっこう話題になってるようだ。やっぱりみんな、びっくりしたんだな。 

 2009.10.15
 映画『手紙』(TV)良。
 武島直樹(山田孝之)のたった一人の肉親だった兄が殺人を犯してから、彼の人生は変わった。兄は無期懲役となって刑務所へ。直樹は大学進学をあきらめ就職するが、兄の罪が周囲に知れるたびに転職、引っ越しを余儀なくされる。中学時代からの友人とコンビを組んでの漫才への夢。とある工場で知り合ったユミコとの交流。ささやかな希望と挫折の繰り返し。罪を犯すとはどういうことか、償うとはどういうことか、考えさせられる作品。さだまさしの「償い」に感動したからといって、手紙や仕送りをまねてもつぐないにはならないのだろう。十人十様のつぐないがあるのだろう。
 それにつけても惜しいのは、女優・沢尻エリカを失ったこと。押井学も。ついでに山田君、漫才の場面はもうちょっとはじけてほしい。
 そういえばこれも東野圭吾原作。この叙情性が、なぜ『容疑者Xの献身』(本)にはないのだ?

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