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2010年10月

2010年10月31日 (日)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(DVD)
 前作である『新劇場版:序』を観た時は、テレビシリーズや初回の劇場版をきれいにした、という程度の感想しか持てなかった。『破』が公開となり、やがてDVD化されたときには、まあいずれそのうち観るけど、あまりそそられないなぁ、というような期待値だった。
 だいたい綾波・式波・真希波ってなにふざけとんねん? なんでアスカの名前を変えるねん? 真希波の絵がコンビニのキャンペーングッズなどに載ってるけどアンジェラ・アキみたいでかわいくないなぁ、なんで新キャラなんて出してくんねん? など、どっちかというと否定的なイメージしか持ってなかった。

 いや、参りました。すごかった。まさに「破」だった。これまでのエヴァを解体していた。そして元の魅力を増幅して再構築していた。
 ストーリーが元のと違う。それは元のドラマを愛する人には許されないことかもしれない。シンジと父の関係が少し良さそうだったり、アスカがヨーロッパから来たり、使徒と化すエヴァのパイロットが違ってたり、トウジが前より幸せそうだったり、謎の新キャラが大活躍したり。
 でも前のエヴァに思い入れのない(むしろ不満な)私にとっては、今のところ、いい方向への改変となっている。「序」とちがって、なにが起こるか予想できない。新キャラ真希波の言葉を借りれば「ワクワクするなぁ!」
 絵が美しい。日常の風景も、非日常な風景もメカも、使徒のデザインも、戦いも、カタストロフも。芸術心を刺激される。
 序・破・急・完結編と、四作からなるという話の前半二作であそこまで急展開してしまうとは、これからどうするつもりなのか、期待と不安がいっぱい。
 でも改変されるとがぜん楽しくなるなあ。貞本義行の漫画も、どう改変されていくかに興味があるし。渚カヲルの「今度こそ」の意味もいずれ解けるのだろうが、タイトルが「ヱヴァンゲリヲン」な理由もそこにあるのだろうな。

2010年10月29日 (金)

本を売る

 古書店で本を売る。単行本、文庫、漫画。
 買い取られたのは、28冊。買い取り不可は、約10冊。
 辞書(横書き国語辞典)と、文芸誌(Story Seller vol.2)と、ライトノベル(時に消えたキミと歪曲の十日間)は「買い取りしてません」。
 買い取り総額は、470円。
 いちばん高く売れたのは、「男性大版100下」50円と、「文庫」50円×2冊。
 「男性大版」というのが意味不明だが、たぶん『それでも、日本は「戦争」を選んだ』だろう。最近の本だし、きれいだし。
 50円にもなった「文庫」って何だ?『トリックスターから、空へ』か『向日葵の咲かない夏』あたり?
 「コミックL版」は『星守る犬』だな。10円かあ、話題作のはずなんだが。
 やられた!『エヴァンゲリオン12』は、この古書店のサイトでは高価買い取り200円になってる。となると「男性大版100下」50円ってのがこれ? 冗談でしょ、あのきれいな物が?
 すると『それでも、日本は「戦争」を選んだ』は「文芸」? 10円って、そんな。
 470円で満足してたのに、がっかり。

2010年10月25日 (月)

曲がれ!スプーン

 映画『曲がれ!スプーン』(DVD)本広克行監督。
 子供の頃に不思議なものを見て以来、超常現象を追い続けているテレビ局AD桜井ヨネ(長澤まさみ)。
 お便りをくれた視聴者と待ち合わせた喫茶「念力」では、世間からその正体を隠して生きている超能力者たちが、偶然クリスマスパーティーを開いている最中だった。
 話の構成は、いい。握手からはじまる「転結」のエピソードは、いい。
 「起承」のエピソードが、次々と陳腐なものを畳み掛けてくるので、参った。
 この映画は、演劇集団「ヨーロッパ企画」原作なのだが、彼らの『サマータイムマシンブルース』(映画でみた)にしても『ボス・イン・ザ・スカイ』(舞台をTVでみた)にしても、笑いのツボが私とは違っていて、困った。
というか、エピソードはあれでいいのかもしれないのだが、演出が肌にあわないのかもしれない。ちょっとネットリしてるというか、クドイというか。
 もったいない気がした。

2010年10月12日 (火)

ここがウィネトカなら、きみはジュディ

 『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』読了。
 SFマガジンの創刊50周年を記念する短篇集。大森望・編。

 「商人と錬金術師の門」テッド・チャン
 織物商人が教主(カリフ)に語る、〈歳月の門〉の物語。
 良。明らかにSFなのだが、体裁は千夜一夜物語的で、アラビアンナイトの一編だと言われても違和感がない。

 「限りなき夏」クリストファー・プリースト
 時を凍結された者達の〈活人画〉から、独り溶け出てしまった男の悲哀。
 『反逆の星』に幸福な例あり。

 「彼らの生涯の最愛の時」イアン・ワトスン&ロベルト・クアリア
 若き日の恋人に出会うため時を超える。
 コメディです。マックを使うのが、『ある日どこかで』っぽい。

 「去りにし日々の光」ボブ・ショウ
 光が通過するのに何年もの時間がかかる〈スロー・ガラス〉の物語。
 どっかで読んだな。どこだっけ?

 「時の鳥」ジョージ・アレック・エフィンジャー
 大金を積んで時間旅行した古代アレクサンドリアの風景は、なにか奇妙だった。
 それじゃ時間旅行と言い切れないのでは?

 「世界の終わりを見にいったとき」ロバート・シルヴァーバーグ
 パーティーの話のネタに、世界の終わりを見に行った人々は……。
 ずいぶん皮肉な現実逃避。

 「昨日は月曜日だった」シオドア・スタージョン
 月曜日の翌日、目覚めると水曜日だった。
 『タイムリープ』かと思ったら、『ビューティフルドリーマー』か『銀河ヒッチハイクガイド』かってノリ。

 「旅人の憩い」デイヴィッド・I・マッスン
 最前線で戦闘中のHは〈解任〉の通達を受け、時間の流れる速さの違う南方に向う。
 時間の速さのこととか名前の変化のこととか、ちょっと地獄騎行(ゼラズニイ)っぽい。

 「いまひとたびの」H・ビーム・パイパー
 戦場で死んだ主人公、少年の日に戻る。
 リプレイ物の元祖(編者調べ)らしい。

 「12:01 P.M.」リチャード・A・ルポフ
 お昼時の1時間をループし続ける主人公。
 これが原作の映画『タイムアクセル12:01』は、1日ループなので対策の取りようがあるが。

 「しばし天の祝福より遠ざかり……」ソムトウ・スチャリトクル
 1日ループするものの、意志に反して体がまったく同じ1日を演じ続ける悲劇。
 救いがない。

 「夕方、はやく」イアン・ワトスン
 朝起きたら中世に戻っていて、夜までには近代文明が勃興する、そんな倒錯した毎日を過ごす人々。
 これは逆ユービック?

 「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」F・M・バズビイ
 さまざまな時代の自分自身を宿主として生きるタイムトラベラー。
 やっぱりこれがいちばん。

 というわけで、今日のところは、
 1.「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」
 2.「商人と錬金術師の門」
 3.「旅人の憩い」
 かな。
            

2010年10月 9日 (土)

古書店にて

 古書店にて。
 ゆうきまさみ『パンゲアの娘KUNIE 2〜4』各150円は買っとかないと。
 ゆうきまさみ『鉄腕バーディー 8』1〜20巻、コンプリート。これにて古書店まわりの理由がひとつなくなった。
 山口謠司『ん 日本語最後の謎に挑む』これでもうひとつ、古書店まわりの理由がなくなった。

 バーディーを並べてみた。2巻と18巻がだぶっていた(苦笑)。

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