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2011年2月

2011年2月27日 (日)

『スキップ』

 北村薫『スキップ』パラ読み。(『マジカル・ドロップス』で触発されて)
 2005年に再読したときあとがき対談で気になった、宮部みゆきご指摘の「合わせる顔」を見つけた。
 「とにかく、自分のやることを見つけ、それをしなくてはいけないんです。そうでなかったら、わたし、——この世から消えた時、父や母に合わせる顔がありません」(文庫P.196)

 締めくくりの文句。これもいい。SFと言い切れれば、投稿するんだが。
 「昨日という日があったらしい。明日という日があるらしい。だが、わたしには今がある」(P.553)


2011年2月24日 (木)

『マジカル・ドロップス』

 風野潮『マジカル・ドロップス』読了。良!
 中学校卒業の際に校庭に埋めたタイムカプセルが掘り出され、今は亡き真由美が入れたドロップ缶も預かった菜穂子。一粒それを口にしたらなぜか15歳の姿に戻ってしまった菜穂子は、ひょんなことから息子・要のバンドにボーカルとして参加することに。
 2時間17分だけ若返るというのが妙味であり、一缶限りというのもドラマにいい緊張を与えている。
 終盤には「いかにも」な危機がおとずれ(私には不意打ちだったが)、見事に収まるべき所へ収まるラストで涙。

 もし私なら、そんな所に首を突っ込まないだろうな、あとになってややこしいことになるぞ、と不安の先回りで冒険から遠ざかってしまうだろう。
 これは北村薫『スキップ』でも思ったこと。高校生の真理子が気がつくと25歳老けた自分になっていて、時間も25年経っていて、見知らぬ夫と娘がいて、自分が高校教師をしていることを知って、高校のことなど何も知らないにもかかわらず、にわか勉強して教壇に立とうとする、私から見ればおそろしいまでのチャレンジ精神に震え上がったものだが、今回も同じようなドキドキ感があった。
 ドロップの力で数ヶ月バンド活動出来たとして、無くなったらどう言ってさよならするつもり? 彼らの気持ちをもてあそぶことにならない? なんてことを考えてしまうのだ。
 そこを突っ走ってしまえたのも、ドロップの力、《15歳》の力だったのかも。

 ドロップをなめると若返るという「大嘘」を、だまされてあげようと思わせてくれる、いとしい物語。もちろんありえないことなのだが、読み終わったときには、「ああ、そんな摩訶不思議なことが、あってもいいかも」と思える。ひさびさにはらはらどきどきした。目頭が熱くなった。


2011年2月22日 (火)

古書店にて

 封印とかいいながら、だらだら古書店通いしている。
 ゆうきまさみ『じゃじゃ馬グルーミンUp! 1〜4』四姉妹の一人、ひびきさんは、後半、好みになる(まだ絵柄が安定してない)。
 萩尾望都『海のアリア 上下』昔、コミックス版で二冊読んでやめてしまった。
 風野潮『マジカル・ドロップス』舐めると二時間だけ十五歳になれるドロップを手に入れた四十二歳の主婦。
 藤原カムイ『精霊の守り人 1』アニメ版さえ一話ほど見てやめたが、上原菜穂子?の原作には興味があって、でも一巻買ってまだ読んでない。
 機本伸司『メシアの処方箋』小松左京賞の前作がよかったので。

2011年2月18日 (金)

にんにく肉味噌

 阪神高速中島PAにて、炭火焼肉たむらのにんにく肉味噌。
 肉入りの味噌の中にニンニクが入っている。ニンニクの味。以上。
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2011年2月16日 (水)

英語俳句

 宮内悠介さんのツイッター「chocolatechnica」で、短歌が紹介されている。取り上げる題材と言葉選びがおもしろい。
 
 気がついたのはついここ2、3日。上田早夕里さんのツイッターから行った。

 今日見たら、「英語俳句の音節は3・4・3であるべきだ」という主張と、実例が紹介されている。
 そのとおり! むかし私もそう思った。「5・7・5」では冗長すぎるのだ。
 私にはそれを表現する創作力がなかったが、宮内さんの実例は、元の句や歌の内容を見事に表現している(ようだ)し、くちずさんで楽しい。
(短歌は「3・4・3・4・3」がよいと。なるほど。)

 (引用)
 古池や蛙飛びこむ水の音
──Splash I hear, frog jumps over ancient pond.
 怒りつつ洗うお茶わんことごとく割れてさびしいごめんさびしい
──So angry, every cup I wash I break, well, I'm sad sorry I'm sad.

アイダホバーガーあらためマイアミバーガー

 マクドのアイダホバーガーを食べた。Good!
 オリジナルよりちょっぴり辛めのソース(スパイス?)と、サクサクした食感のなにか(揚げたパイ皮のような)がクセになる。

 いま、ネットで調べた。え、ハッシュドポテトだったの? え、そんなに大きかったっけ?

 まちがい。
 マイアミバーガーだった。タコス&トルティアチップス&トマトチリソースでした。

2011年2月12日 (土)

キリ番げっと!

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2011年2月10日 (木)

トリップメーター、キリ番

 ゾロメへの予行演習。
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阪神高速湾岸線中島PAにて、神戸プリンパイロールケーキ。
 うみゃ〜。
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2011年2月 5日 (土)

『東京・自然農園物語』

 山田健『東京・自然農園物語』読了。良。
 格安アパートの家主が死亡し、遺言書を持った顧問弁護士が訪れる。なんと家主は、四人の住人を四千坪の農地の相続人に指定しているというのだ。
 ただし、むこう五年間は完全無農薬有機農業をすべし、ひとりたりとも脱落せぬこと、等々という厳しい条件つきで。
 売ればひとりあたま30億円にはなろうかという都会の一等地相続の話に、とまどいながらも乗る四人。はたしてそのなりゆきは?

 それぞれに仕事や学業を抱えた四人は、とりあえず「何もしない農法」というのをやってみようと意見が一致。草ぼうぼうの畑、肥だめ、ため池、雑木林、竹林などのある広大な土地を見て回り、最低限しなければいけないことを考える。
 土日を利用して作業をするうちに、いろんなことに気がつく四人。草はかならずしも雑草ではない。肥だめはただの排泄物置き場ではない。雑木林は単なる複数の木ではない。
 土地から収穫されるさまざまなモノを試食するシーンはヨダレもの。
 直売所を作って作物を並べて起こる冗談のようで有り得る出来事。
 いろいろな知識が、軽いノリで、しかしけっこう奥深く紹介され、興味深い。
 学生、コピーライター、スナックのママ、ヤクザ会社員という面々がそれぞれの持ち味をだして、おもしろおかしく話を展開していく。
 時代設定がバブル崩壊直前ということで、当然何かが起こるんだろうなと予想しながら読むと、実際わすれたころに話にからんでくる。どうからんでくるかが見どころ。


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