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2011年4月

2011年4月30日 (土)

読書

 星野之宣『宗像教授異考録 12』
 「七人みさき」…七人の死霊が生きている人を殺して仲間に入れては古い霊から成仏していくという伝承にまつわる物語。
 「生と死の女神」…八ヶ岳東側の地底湖の底に、縄文の遺跡が?
 「神の背中」…諏訪の神像筒形土器に神の背面だけが描かれているわけは。
 いかにもペイントソフトでモニタ上で描きましたというような表紙が、ただでさえつまらないのに、連載時のカラーページがモノクロになったときの不出来さ加減ったらないのだ。人物など立体には白地を多めに入れればいいのに。
 15巻で完結。忌部神奈をどうするつもりか?
 その後連載がはじまったホーガン原作の『星を継ぐもの』は、シリーズ全体を撹拌しているようだ。展開が急で不安。
じっくりチャーリーについての推理を試行錯誤させてほしかったのだが。

 木城ゆきと『銃夢 Last0rder 15』
 宇宙都市イェールでの「森羅天頂武闘大会」ZOTT決勝戦。
 あまり真剣に読む気にならず。やっぱり銃夢はファーストシーズンだけでいい。

 川端裕人『せちやん 星を聴く人』
 膝をこわして野球部を退部した中学生のぼくは、帰宅部仲間のクボキ、やっちゃんとともに放課後の時間つぶしをして日々を過ごしていた。ある日みつけた謎の屋敷とパラボラアンテナ。ぼくらはそこの住人「せちやん」と知り合い、入りびたるようになる。せちやんに影響されて、クボキは音楽、やっちゃんは文学、そしてぼくは天文学にのめり込んでいく。
 1960年生まれの、私より少し上の世代の少年たちの青春時代とその後。
 期待したようには展開せず、無念。そりゃ、『コンタクト』は期待してないけど、ああいうことになるくらいだったら、せちやんがタウ星人でもよかった。
 文中に「くじら座タウ星人(タウセチアン)」という言葉が出てくる。解説の松本侑子、気づかなかったのかな?


2011年4月23日 (土)

今週のいろいろ

 今週のいろいろ。
 シドニー・ルメット死去。映画『十二人の怒れる男』大好き。
 田中好子(スーちゃん)死去。数年前のNHK「我が愛しのキャンディーズ」は永久保存だ。
 仕事で高野山へ登った。なんだあそこの選挙ポスターは。15枚ほど貼られているが、候補者の写真があるのは2枚だけ。あとは、単色地に白抜き文字、みたいなのばかり。写真製版する金がないのか、製版屋がないのか、4色刷りできる印刷屋がないのか。特色指定で1色刷りなら随分安上がりだろうな。ふもとに降りるとエリアがちがうので当然のように写真つきポスターばかりだった。
 ル=グイン〈西のはての年代記〉三部作、文庫化なる。以前単行本第一巻を古本屋で買ったが、今だ手つかず。
 米澤穂信『折れた竜骨』祝・日本推理作家協会賞受賞。私は渋めの書評を書いていたので、ちょっと複雑。候補作のひとつ、上田早夕里『華竜の宮』はSFってことで、いいでしょう。
 故・伊藤計劃、『ハーモニー』でフィリップ・K・ディック賞を受賞。祝。『虐殺器官』は買ってもってますが・・・はい、なるべく早めに。

2011年4月22日 (金)

『真夜中の動物園』中島みゆき

『真夜中の動物園』中島みゆき
「今日以来」…◎シンプルでいい。最近の吉田拓郎みたいで。
「真夜中の動物園」…妙な味わい。
「まるで高速電車のようにあたしたちは擦れ違う」
「ハリネズミだって恋をする」
「夢だもの」…「夢だったんだね」変奏曲って感じ。
「サメの歌」
「ごまめの歯ぎしり」…◎
「鷹の歌」
「負けんもんね」…◎重くない「ファイト!」みたいな。
「雪傘」…○
「愛だけを残せ(Album Version)」…○
 全体的に、私の嫌いな、繰り返しパターン、がなりたてパターン、変な変調パターンが少なくて、聴きやすかった。

2011年4月18日 (月)

古書店にて

 山下惣一『農の時代がやってきた』、山本弘『闇が落ちる前に、もう一度』、川端裕人『せちやん 星を聴く人』、瀬名秀明『デカルトの密室』。
 せちやんって、SETI?(解説者いわく) 鯨座タウ星人(TAU CETI→CETIAN)かと思ってたんだが。

2011年4月16日 (土)

CD4枚千円レンタル

 『VOYAGER』松任谷由実。「不思議な体験」目当て。やっぱりユーミンは趣味に合わない。「不思議な体験」以外は、「ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ」くらい。「不思議な体験」は、昔テープにエアチェックした雑音だらけのものを、長らく聴き倒してきたが、CDで聴くと音がシャカシャカして耳障りだ。それに、出だし(1小節?)の音が小さくて聞こえない。ラジオでかける時は聴きやすいように調整してるのか?
 『The Essential CYNDI LAUPER』シンディ・ローパーのベスト盤。「トゥルーカラーズ」目当て。
 『THE BEST OF KRAFTWERK』クラフトワークのベスト盤。クラフトワークを聴くのは、これがはじめて。どことなく、ヴァージンVSに似てる。あれもテクノだったのか?
 『真夜中の動物園』中島みゆき。新譜(2010.10)。最初の歌、ちょっと良い。あとは、おいおい。

2011年4月14日 (木)

今日のいろいろ

 えっ、矢野顕子「春先小紅」って、「春先神戸に」と聞こえることを意図してたの? そんなふうに聞こえてしまうのは作詞&作曲のミスだと思ってたが、作詞者・糸井重里がそのつもりで作ってたらしい。びっくり。
(by 子守康範@MBS「朝からてんコモリ!」)

 11日、地震のあとで迎えにきた家族に引き渡した子供たちだけが津波にのまれたケース。引き渡さなかったほうがのまれたケース。点呼してたために逃げ遅れたのではないかと言われているケース。あるいは、某駅を出て東へ行った電車が助かり西へ行った電車がのまれたケース。
 誰にとっても想定外の事態で、誰に正しい判断ができたのか。この時点で、断定的にだれかの判断を責めるのはいやだなぁ。

 母の日帰り手術の付き添いで、待ち時間にひとり外食。某中華料理店の日替わり定食。こんなもんか〜。つまんない。いや、普通においしいけどね。
 手術後、いっしょに夕食を外食。さっきの中華料理店に入ったと思ったら、となりのイタリアンだった。いまさら出るのもなんなので、着席し、ご飯ものが食べたいという母に焼きおにぎりを、ふたりで食べるのにトマト鍋2人用を。この冬、鍋だしパックをよく買ってたが、トマト鍋は避けていた。トマト味は合わないと思ったので。今日のトマト鍋は、まあまあ。でも、美味しいか? 最後に『ラ・パティスリー』『ショコラティエの勲章』の影響でなにかスイーツが食べたくて、「豆乳を使ったパンナコッタと大福風アイス」とかいうのを注文。まあ、普通においしかった。
 ほっぺの落ちるものが食べてみたい。

2011年4月13日 (水)

読書いくつか

 高田郁『小夜しぐれ』良。
 「迷い蟹」つる家主人、種市の娘の死の鍵をにぎる人物が。
 「夢宵桜」あさひ太夫のいる吉原扇屋の主人、伝右衛門が、花見の宴の料理を澪に依頼してきた。
 「小夜しぐれ」日本橋伊勢屋の娘、美緒が縁談をきらって家出してきた。
 「嘉祥」甘い物が苦手な御膳奉行、小野寺数馬は、幕府の公式行事のためのお菓子選定に苦心していた。
  うちで作れそうなのは、菜の花飯あたりかな。

 上田早夕里『美月の残香』良。
 遥花の双子の姉、美月が結婚した信也もまた双子だった。その弟、雄也に惹かれていく遥花。そんなとき、美月が失踪した。
 ミステリーかサスペンスか、はたまたホラーか。どこまで行くのかとはらはらしながら読んだ。好みのラインで落ち着いたので満足。
 香水にまつわる話は、著者のほかの作品でのお菓子や記憶や地震についてのウンチクと共通する、深みとこだわりがあって、おもしろい。ついついSF作家の面も感じニヤリとする。

 沙村広明『無限の住人 27』良。
 逸刀流副将、阿葉山宗介を抱えて逃げる逸刀流三名の前に立ちはだかる、偽一、百琳。
 阿葉山を逃がす盾となった残り六名と、相対する六鬼団三名。
 主人公のまったく出てこない巻。やはりこの漫画の主役は、死闘。

 藤原カムイ『精霊の守り人 1~3』良。
 世界の成り立ちにまつわる謎。百年に一度の危機を救うよう定められた者。と略せば、ありがちなようだが、なかなか新鮮な切り口で、おもしろい。完結。

 上田早夕里『ショコラティエの勲章』良。
 神戸の和菓子屋〈福桜堂〉の売り子、絢部あかりは、バレンタインデーのチョコを探しに二軒先のショコラトリー、〈ショコラ・ド・ルイ〉に行き、偶然万引きに出くわす。そこから始まる洋菓子の話のかずかず。そしてもちろん和菓子の話、それらに関わる職人の話、さまざまな客の話。
 〈ショコラ・ド・ルイ〉の本家パティスリー〈ロワゾ・ドール〉も出てきて、前作『ラ・パティスリー』の読者にもうれしい。
 それしにても『ラ・パティスリー』同様、お菓子の名前などがさっぱりわからない。フォンダンショコラ、クレーム・アングレーズ、フェーヴ、ボンボン・ショコラ、マカロン。上生菓子も普通の和菓子とどうちがうのか。
 ちょっとはずかしいレベルだとは思う。でもそこらへんはさらりと流して、物語は楽しんでいる。
 知らないお菓子を味わってみたい。なれない舌には良し悪しもわからないだろうが。





2011年4月12日 (火)

地震、ブルカ

 きのう夕方、福島・茨城で震度6弱。その後も余震多発。
 きょう7時半ごろ、長野で震度5弱。8時すぎ、千葉で震度5弱。
 こんなにも地震・余震が頻発すると、つい思い出してしまうのは、『未来少年コナン』でのラオ博士のせりふ、「地殻の最後の支えが崩れたのだ」。ほかにも、『華竜の宮』や『日本沈没』などを。
 いや、そんなことはない、数ヶ月かかっても、きっと収束するにちがいない。そう思いたい。
 その一方で、数日前の新聞で読んだ、震災以来はじめての郵便配達のバイクに、うれしそうに駆け寄る女性の記事には、『ポストマン』原作小説の名場面を思い出してほっとする。どこかに安定して正しく機能している機構(政府など)があって、少しずつでも自分たちの生活の正常化のために尽力してくれていると、信じられる安心感が人々に希望を与える。(えらいもってまわった言い方やな)

 フランスで、ブルカやニカブ(イスラム教徒の女性が顔や身体を覆う衣装)の禁止令が施行された。
 日本では、自転車に乗ってる女性がサイバイザーのようなフェイスマスクをして走っているが、フランスだとあれも禁止になるだろうか? 欧米で風邪や花粉対策の医療用マスクをして歩いていると奇異の目で見られると聞いた気がするので、顔面サンバイザーも似たような反応がありそうだな。
 正直、日本ではブルカよりそっちを禁止してほしい。車で走ってると、ただでさえ突然方向転換する自転車がこわい上に、バイザーに隠れて目線が見えず、どっちに行こうとしているか予想しづらいのだ。
 女性解放指向のイスラム女性なら禁止令を機に徐々に肌の出る衣装に変えるかもしれないし、あくまでも肌を隠すために禁止令の盲点をつくような新しい衣装が考案されるかも。日本人はもっと肌を隠してもいいと思う(男女とも)。

2011年4月 4日 (月)

『BILLY BAT』

 『BILLY BAT』あえて憶測。
 戦後アメリカと日本、戦国の伊賀、イエスとユダの時代など、時空を超えてさまざまな場所に現れるビリー・バットという悪夢を、最後に誰かが食べてしまうという、萩尾望都『銀の三角』的ユメオチ。
川又千秋『幻詩狩り』のフー・メイでも可。

2011年4月 2日 (土)

古書店にて

 木城ゆきと『銃夢 Last Order 15』まあ百円なら。
 鶴田謙二『Spirit of Wonder』読んだはずだが、中をみても読んだ覚えがない。まあ百円ならと買ったが、やはり読んでいた(1998年)。
 星野之宣『宗像教授異考録 12』約半額。連載はすでに終わった。
 藤原カムイ『精霊の守り人 2』1巻が、けっこう良かった。
 ゆうきまさみ『じゃじゃ馬グルーミンUP! 6』正直、競馬より人間模様を楽しんでいる。
 川上弘美『センセイの鞄』ここまで漫画ばかりなので、気になる小説家の作品をひとつ。

 先日は新刊で高田郁の『小夜しぐれ』を。

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