最近のトラックバック

« 地震、ブルカ | トップページ | 今日のいろいろ »

2011年4月13日 (水)

読書いくつか

 高田郁『小夜しぐれ』良。
 「迷い蟹」つる家主人、種市の娘の死の鍵をにぎる人物が。
 「夢宵桜」あさひ太夫のいる吉原扇屋の主人、伝右衛門が、花見の宴の料理を澪に依頼してきた。
 「小夜しぐれ」日本橋伊勢屋の娘、美緒が縁談をきらって家出してきた。
 「嘉祥」甘い物が苦手な御膳奉行、小野寺数馬は、幕府の公式行事のためのお菓子選定に苦心していた。
  うちで作れそうなのは、菜の花飯あたりかな。

 上田早夕里『美月の残香』良。
 遥花の双子の姉、美月が結婚した信也もまた双子だった。その弟、雄也に惹かれていく遥花。そんなとき、美月が失踪した。
 ミステリーかサスペンスか、はたまたホラーか。どこまで行くのかとはらはらしながら読んだ。好みのラインで落ち着いたので満足。
 香水にまつわる話は、著者のほかの作品でのお菓子や記憶や地震についてのウンチクと共通する、深みとこだわりがあって、おもしろい。ついついSF作家の面も感じニヤリとする。

 沙村広明『無限の住人 27』良。
 逸刀流副将、阿葉山宗介を抱えて逃げる逸刀流三名の前に立ちはだかる、偽一、百琳。
 阿葉山を逃がす盾となった残り六名と、相対する六鬼団三名。
 主人公のまったく出てこない巻。やはりこの漫画の主役は、死闘。

 藤原カムイ『精霊の守り人 1~3』良。
 世界の成り立ちにまつわる謎。百年に一度の危機を救うよう定められた者。と略せば、ありがちなようだが、なかなか新鮮な切り口で、おもしろい。完結。

 上田早夕里『ショコラティエの勲章』良。
 神戸の和菓子屋〈福桜堂〉の売り子、絢部あかりは、バレンタインデーのチョコを探しに二軒先のショコラトリー、〈ショコラ・ド・ルイ〉に行き、偶然万引きに出くわす。そこから始まる洋菓子の話のかずかず。そしてもちろん和菓子の話、それらに関わる職人の話、さまざまな客の話。
 〈ショコラ・ド・ルイ〉の本家パティスリー〈ロワゾ・ドール〉も出てきて、前作『ラ・パティスリー』の読者にもうれしい。
 それしにても『ラ・パティスリー』同様、お菓子の名前などがさっぱりわからない。フォンダンショコラ、クレーム・アングレーズ、フェーヴ、ボンボン・ショコラ、マカロン。上生菓子も普通の和菓子とどうちがうのか。
 ちょっとはずかしいレベルだとは思う。でもそこらへんはさらりと流して、物語は楽しんでいる。
 知らないお菓子を味わってみたい。なれない舌には良し悪しもわからないだろうが。





« 地震、ブルカ | トップページ | 今日のいろいろ »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/502963/51389244

この記事へのトラックバック一覧です: 読書いくつか:

« 地震、ブルカ | トップページ | 今日のいろいろ »