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2012年1月

2012年1月26日 (木)

古書店にて

 『別世界物語1 マラカンドラ』CSルイス。気になりだして幾年月。ナルニアのルイスが火星をどう描くというのか?
 『神様のパラドックス 上』機本伸司。スペースプローブとメシアが積ん読なのだが。
 『ビート・キッズ』風野潮。マジカルドロップスが良かったし。
 『太郎が恋をする頃までには…』栗原美和子。部落を巡る物語。
 『東日流妖異変』篠田真由美。東北が舞台で吸血鬼もの。小野不由美や平谷美樹と比べてみたい。諸星大二郎とも。
 『視力回復超速読術』。積ん読解消と視力回復が両方できるなんて?
 『折り返し点1997〜2008』宮崎駿。出発点1979〜1996は昔読んだし、半額なら御の字。
 9日前の「収穫」は・・・やっぱり積ん読です。『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん』はパラパラ見てる(役に立つかも?)

2012年1月20日 (金)

エドガー賞

 東野圭吾『容疑者Xの献身』が、アメリカのミステリー賞「エドガー賞」にノミネートされた。祝!
 映画は何度も観てうるうるしている。
 小説もおもしろい。ラストが唐突に終わるので不満だが。
 桐野夏生が数年前に『OUT』でノミネートされているとか。

2012年1月19日 (木)

さかなクンとデーモン閣下

 ネットしてたら、さかなクンの敬称問題に決着、とかいう記事があった。「さかなクン」に「さん」付けすべきかどうかという問題があったらしい。さかなクンは、「さかなクンでいいです」と名言したという。そりゃそうだろう。
 それより気になっていたのが、デーモン小暮をどう呼ぶかだ。NHKの大相撲中継などでアナウンサーが「閣下は」云々と呼びかけるのがいやでしょうがなかった。「閣下」というのは偉い人(将軍とか総理大臣とか?)に付けるものだ。「デーモン閣下」を芸名にしてる芸人に、「閣下」と呼ぶ必要はなかろう。「デーモンさん」とか「閣下さん」でいいだろうと思っていた。「閣下」と呼ばせているデーモン氏を、うざい奴だと感じていた。(彼の話の内容は、けっこう好きだけど)
 で、さかなクンの「敬称問題」で気になって調べてみたら、ウィキペディアに詳しく載っていた。
 くわしくは書かないが、「閣下」と呼ばれることを拒否しない一方で、「デーモン小暮閣下さん」「デーモンさん」も許容しているようだ。それなら許す。許せないのは彼を「閣下」と呼ぶNHKのアナウンサーだ。
 ちなみに、現在は芸名を「デーモン閣下」にしているようだ。

2012年1月18日 (水)

環天頂アーク

 環天頂アーク! 午後2時ごろと午後3時ごろと、別々の場所で見えた。
 太陽から1パー(→20110103参照)右に幻日(日暈の一部)。1パー上にも日暈(タンジェントアーク?)。そしてそのさらに上1パーのところに環天頂アークが。
 3時の場所(精華台)では、環天頂アークは幅1パーほどの長さで見えた。(→写真)(下の矢印が日暈。上が環天頂アーク)
 日暈(にちうん・ひがさ)も環天頂アークも、六角形の氷の結晶で光が屈折することで見えるらしい。
 昼間の気温は10度ほどあったが、今朝は氷点下2度。一日、うすぐもりがちだった。上空には寒い空気があったろう。関係あり?
 日暈は白い薄雲に着色したように見えた。環天頂アークは、薄雲から透けて見える青空に透過性絵の具で着色したような見え方だった。

2012年1月17日 (火)

古書店にて

 古書店にて。
 辻村深月『ぼくのメジャースプーン』興味があるのは『本日は大安なり』ではあるが。
 宮部みゆき『パーフェクト・ブルー』これが長編デビュー作ですか。
 ヘレン・ケラー『奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝』三重苦の少女は世界をどう認識しているのか?
 『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』会話のネタを繰る修練を積まないといかんと思って。
 北尾トロ『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん』読んだ本や積ん読本を処分する参考にと。
 R・ドイッチ『13時間前の未来 上』タイムトラベル物らしいので。

2012年1月12日 (木)

『阪急電車』

 有川浩『阪急電車』良。
 阪急今津線たった8駅の間に起こる、いろんな出来事。
 電車の中で、駅のホームで、降り立った町で。
 恋の始まり、恋の終わり、老人の志、主婦の憂、等々。
 行ったことあるのは、宝塚、小林、西宮北口、だけだったかな?

 余談だが、解説の児玉清氏が言葉に出したので意識した「正義」。
 牽強付会だが詩羽がいなくとも、彼らがいればなんとかなるじゃないか。
 ・・・でも、“触媒”がないから、反応はゆっくりなんだろうな。

2012年1月 5日 (木)

詩羽のいる街

 山本弘『詩羽のいる街』再読。もう、はまってしまってる。とくにサヨちゃんがらみで。目がうるむ、身震いする。
 サブカル的エピソードが多くて、“一般”の人に勧めるのに少し躊躇するのが玉にきず。
 あと、第四話のオリエンテーリングは、登場人物と一緒に考える気にならない。むずかしくて。マニアックすぎるぞ。
 持ってるのは単行本だが、そのうちに文庫本も買ってしまいそうな気がする。表紙に詩羽のシルエットが描かれているが、ファッションがどうも・・・。単行本の表紙のほうが良かった(同じイラストレーター)。

2012年1月 4日 (水)

古書店にて

 河合隼雄『こころの処方箋』勧められて。
 沙村広明『ハルシオン・ランチ 2』どう〆てるのか気になって。
 岩岡ヒサエ『土星マンション 1』話題作。
 有川浩『阪急電車』有川浩の2冊目を何にするか迷った末。
 川端裕人『ニコチアナ』いまのところ川端裕人ではずれなし(あまり)。
 水見稜『夢魔のふる夜』ケプラーにブラーエにガリレオで、不思議な少女と宇宙の絶対者? そんな話だったのか。『兇天使』的期待。

2012年1月 3日 (火)

『菓子フェスの庭』『リリエンタールの末裔』『夏のロケット』

 上田早夕里『菓子フェスの庭』良。
 西富百貨店企画部の武藤は、西宮ガーデンズに持っている喫茶〈パレドゥース〉でのスイーツ企画の担当を命じられる。甘いものが大の苦手の武藤は、スイーツ好きな同僚の緒方麗子を頼みにしながら、参加してくれる洋菓子店の選定をはじめる。やがて訪れた神戸のフランス菓子店〈ロワゾ・ドール〉で出会ったお菓子は・・・。
 主人公は武藤。ときどき〈ロワゾ・ドール〉の森沢夏織の物語となるが、基本的には武藤がいかにしてスイーツと悪戦苦闘し、おいしいと思えるものに出会い、お菓子に込めたパティシエやシェフの気持ちを汲めるようになっていくかの物語である。そして彼の恋と失恋のようなものが描かれる。
 シリーズのヒロインのはずの森沢夏織については、すでにパティシエとして女性としてしっかりとした考えを持っている印象が強く、彼女の大きな選択も既定事項のようにさらりと描かれている。ちょっと物足りなくもあるが、そこは著者の書きたいところではないのだろう。

 上田早夕里『リリエンタールの末裔』良。
 「リリエンタールの末裔」異常な海面上昇とその後の破滅的混乱を、遺伝子改変で乗り切ってきた高地民族。背中に生えた鉤爪を駆使した人力グライダーで空へのあこがれを追求する主人公。
 「マグネフィオ」社員旅行での事故で脳に障害を負った和也と修介。和也は物の形の認識力を失う相貌失認という脳機能障害。修介は体がいっさい動かせない状態となっていた。修介の妻・菜月は和也に、脳波を磁性流体に反映させて修介の心を視覚化できないかと相談してくる。
 「ナイト・ブルーの記録」神経接続型の海洋無人探査機のオペレーターをした男の、知覚感覚拡張体験。
 「幻のクロノメーター」安全に海を渡るための航海用時計の開発に生涯を捧げる者たちの物語。
 長編『華竜の宮』での、日本沈没的なハードSF風味のプロローグと、その後のある種荒唐無稽ともいえるネタのギャップに、不満の声もあったようだが、「リリエンタールの末裔」にも似たようなものを感じた。「背中に鉤爪がなくても成立するのでは?」まあ著者の嗜好がそっちなようだから、言ってもしかたない。
 「幻のクロノメーター」も、史実にIFをからめた面白い話だが、IFなしの科学史として読んでみたかったという気もしないではない。あるいはタイトルから連想するような、時間物として。

 川端裕人『夏のロケット』良。
 過激派のミサイル暴発事件の写真をみた新聞記者の高野は、散乱した部品のなかに見覚えのあるものを見つけた。それはかつて高校の天文部でロケット班として日夜ロケット製作に取り組んでいたころに見た覚えのあるものだった。もしや事件には、あのころのメンバーがからんでいるのだろうか?
 プロローグで火星着陸シーンが描かれたあと、読者は現実に引き戻される。
 そりゃあ、粗筋書き読んでも、そこまで行くはずないわなあ、と、がっかりしながらもぐいぐい引き込まれていくうちに、話は意外なまでに進んでいく。
 あそこまで行くことは期待してなかったが、そこまで行ってくれるとは。満足だ。

2012年1月 2日 (月)

『大人の科学vol.30 特集:鬼才テオ・ヤンセンの世界』

 19世紀、シャルロッテンブルク工科大学学長フランツ・ルーローは「機械」を次のように定義している。
 「機械とは、運動に対して抵抗をもつ物体(たとえば固体)でつくられ、これらが巧みに組み合わされて、定まった運動を行い、エネルギーをもらって役に立つ仕事をするものをいう」。
 これに対して、オランダの芸術家テオ・ヤンセンが作り続けている「ストランドビースト」(砂浜の生物の意)は、風を受けて砂浜を動き回っているだけのようである。もしそれを見たら、フランツ・ルーローならどう言うか。

 「確かに機械が巧みに組み合わされて定まった運動を行っているようだが、しかしヤンセン君、いったいこれは何の役に立つのかね」
 本書の一項目「生物の機構と比較しながら「ストランドビースト」の歩行を検証!」という記事を書いた市村均氏が、ルーローの言いそうなことを想像してそのように書いている。

 ストランドビーストはキネティックアート(動態学的芸術)と呼ばれるジャンルに属し、プラスティックパイプやビニールシートなどを組み合わせて作られており、大きいものでは全長12メートルにも達する。テオ・ヤンセンが導きだした13の長さ(ホーリーナンバーと呼ばれる)にカットされたパイプを組み合わせて出来る「脚」が、クランクシャフトで連動し、プロペラなどで風力を変換して動くさまは、まさに生物。(ムカデがカニ歩きしているような。または11人12脚みたいな)(ユーチューブ参照)
 ホーリーナンバーはネット上に公開されており、これを参照して世界中で複製や改造が行われている。ビーストはネットを介して、増殖・進化という、生物として重要な要件さえ満たしているというわけだ。

 しかしまあ、いまどき「役に立つ」ことを機械の定義に盛り込むのは、時代錯誤なのかもしれない(未来では、人は楽しみのために走る、by エメット・ブラウン)。

「私亡き後も、どうすれば彼らは生きていけるのか、それがある意味の原点なんだ」
 茂木健一郎との対談で、テオ・ヤンセンが言ったのが上記の文句。彼は今もそのためにビーストを作り続けている。
 ネット繁殖に言及した時点で、彼らの種が生きながらえることは間違いないのだが、寿命不定のアンドロイドならいざしらずプラスティック&ビニール製の個体が生き続ける可能性を考えるというのは、実にスペキュレイティヴである。
(あるいはビーストは、自己保存の役に立つということでルーローの定義をクリアしているのかも。)

 ちなみに本書の付録「ミニビースト」は手のひらサイズ! かわいい!

(この記事は、サイト《司書の駄弁者》に投稿した文章に手を加えたものです)

2012年1月 1日 (日)

謹賀新年

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。(年賀状

 去年良かった本。
 1.アイの物語 2.詩羽のいる街 3.レインツリーの国 

 去年良かった映画。
 1.インセプション 2.プレステージ 3.沈まぬ太陽 

 去年おもしろかった科学ニュース。
 1.ニュートリノが光速を越えた? 2.ヒッグス粒子実在確認? 3.農業する粘菌 

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