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2012年7月

2012年7月25日 (水)

「鉄腕バーディーEVOLUTION」終了

 週刊ビッグコミックスピリッツ連載「鉄腕バーディーEVOLUTION」終了。
 少々駆け足ではあるが、むしろすっきりしていい。「無限の住人」みたいにずるずる続くより。
 (「グインサーガ」も十分の一くらいに濃縮してくれたらと、思ったものだ)
 あの人たちはどうなったの? という辺りは、月刊スピリッツに載るというエピローグではっきりするのでしょう。
 おつかれさまでした>ゆうきまさみ先生。

2012年7月24日 (火)

「尖閣・大正島は琉球」「明代の史料明記」

 遅ればせながら、7/17の産経新聞から。
 「尖閣・大正島は琉球」「明代の史料明記」「中国の「台湾付属」は根拠崩壊」との記事
 「尖閣諸島(沖縄県石垣市)のひとつ、大正島について、中国・明から1561年に琉球王朝(沖縄)へ派遣された使節、郭汝霖が皇帝に提出した上奏文に「琉球」と明記されていたことが、石井望・長崎純心大准教授(漢文学)の調査で分かった。中国は尖閣諸島を「明代から中国の領土で台湾の付属島嶼だった」と主張しているが、根拠が大きく崩れることになる。」以上、リード(前文)引用。

2012年7月23日 (月)

KATAGAMI Style もうひとつのジャポニズム

 京都国立近代美術館にて、「KATAGAMI Style もうひとつのジャポニズム」観覧。
 「19世紀から20世紀初頭にかけて西洋に渡った日本の美術・工芸品のなかから「型紙」に注目。約400点の作品を展示し、アール・ヌーヴォーをはじめとする西洋の美術・工芸改革運動の中で豊かな広がりを見せていった様相を、5つの章に分けて紹介する」という、関西ウォーカーの紹介記事と写真を見て、興味をもった。(欧文タイトル「KATAGAMI Style - Paper Stencils and Japanisme」)
 型紙は着物の生地に柄を染める型染めに使われる道具で、鎌倉時代にまでさかのぼれるらしい。江戸時代に大量に作られ廃棄されていた膨大な量の型紙が欧米に流れ、アール・ヌーヴォー、アーツ・アンド・クラフツ、ユーゲントシュティールといった美術・工芸運動に影響を与えたとのこと。美術への影響はこれまでにも知られているが、工芸にスポットがあてられる機会はほどんどなかったそうだ(プレス・リリースPDF参照)。

 展覧会構成(これもプレスリリースから)
 第一章 型紙の世界 ー日本に置ける型紙の歴史とその展開
 第二章 型紙とアーツ・アンド・クラフツ ー英米圏における型紙受容の諸展開
 第三章 型紙とアール・ヌーヴォー ー仏語圏における型紙受容の諸展開
 第四章 型紙とユーゲントシュティール ー独語圏における型紙受容の諸展開
 第五章 現代に受け継がれる“KATAGAMI”デザイン

 へー、そういう構成だったんだ。見てまわってるときには、よくわかってなかった。順路に迷うことが多くって。
 オスカー・ワイルド『サロメ』のさし絵にも影響が出てるんだ。
 あ、これもか、これもか、っていう作品がたくさん。百年以上前のデザインとは思えない斬新なものも数多く。
 このあと、美術館を出てからも、行く先々で見るものに、大なり小なり影響を感じてばかり。
 図録は買わなかったけど、関連品の売店でルネ・ラリックの作品集を買った。これもすごいなぁ。(一時期の加藤直之への影響も笑えるくらい)。

 ちなみに、4階の窓からながめる平安神宮の鳥居が壮観。

 P.S. 帰ってから観たNHK「グラン・ジュテ」が取り上げてたのは、蒼山日菜さんの切り絵。型紙に通じるもの多々あり。

http://www.masajiart.gr.jp/chiyu-art/index.htmから、蒼山日菜のHPへ。

2012年7月22日 (日)

朝からテンコモリ、5時台の歌

 朝からテンコモリ、5時台の歌のテーマ。「私ならこれを選ぶ」
 7/4「アメリカ」→「SONG FOR USA」チェッカーズ
 7/6「ローリングストーンズ」→まったく思いつかず。彼らの歌はほとんど知らないし、聴いたことのある歌でも、いいと思ったことがない。
 7/12「時」の付く歌→「Ride on time」MAX
 7/13「名前」→「Naming of Cats」ブロードウェイ版
 7/16「リゾート」→「ナイルにて ー夢の碑文ー」さだまさし
 7/17「京都」→「京のにわか雨」小柳ルミ子
 7/18「太陽」→「ひまわり娘」伊藤咲子
 7/19「石森章太郎」→「誰がために」成田賢(サイボーグ009)
 今日、気がつきました。テンコモリのサイトに、毎日の歌のテーマが掲載されてます。。。

2012年7月21日 (土)

古書店にて。

 古書店にて。
 山本弘『MM9』。瀬名秀明『第九の日』。有川浩『塩の街』。

2012年7月14日 (土)

十二国記

 書店にて。
 小野不由美の十二国記シリーズが、新潮文庫から出た。まずは『魔性の子』と『月の影 影の海』(上下)。これまでは、『魔性の子』以外は講談社文庫(と、講談社X文庫ホワイトハート)だった。表紙絵をホワイトハートの山田章博が新たに描いている。さらに、本文イラストも新しく! これまでは『魔性の子』は本文イラストがなかったのに。やってくれるなぁ、新潮文庫。十二国全図がちょっと変更になっていて、好みの分かれるところ。

2012年7月12日 (木)

「出世払い」

 MBSラジオ「朝からテンコモリ!」にて。
 「出世払い」は、「出世がもはや無い」と判定された時点で、支払いの義務が生じるらしい。
 じゃあ、貧乏人が誰かから「出世払いで」とお金を渡された場合、もはや貧乏から抜け出せないとわかったときに返さなければいけないのか?
 ということではないのだろうな。
 借りた人が自分で許せる期間が過ぎたとき、「あのときはありがとうございました。おかげでなんとかなりました」とか言って、無理してでも返すべきなんだろうな。
 貸した方が「こいつの生き方は許せん」と思ったら、捨てたつもりで貸した金でも返してもらいたくなるのだろうな。
 たとえば飲み会でお金がたりなくて、他の人が「おれが出しとくわ。出世払いやで」と言ったのなら、それは、次回の飲み会で「ここは私が」と多めに出せばいい話だ。

2012年7月11日 (水)

うえむらちか『灯籠』

 うえむらちか『灯籠』読了。まあまあ。
 きのう本屋でSFマガジンを立ち読みしてて、何冊かの新刊について紹介されていたのだが、そのうちの何冊かが書棚に並んでいて、選んだのが『灯籠』。同誌での著者インタビューと、片山若子の表紙に惹かれた。
 8歳の夏、初盆の灯籠を持って墓地に向かっていた灯(ともり)は、正造という名の青年と出会う。父母をなくし孤独な少女・灯は、お盆の四日間だけここにいるという正造と、それから毎年、同じ場所で会うようになる。・・・「灯籠」。
 代用教員として故郷に帰ってきた清水。赴任する高校に挨拶に行った夏休み、忍び込んだ屋上で、あのころの灯との出来事を回想する。・・・「ララバイ」。
 
(以下、ネタバレを含む)
 文章が味わい深くて、良い。うら若いタレントさん(知らん人)ということから想像していた稚拙さとはまったく無縁だった。
 正造と出会いさえしなければ、灯はもう少し普通の女子高生として生きられたのだろうか? と彼女の生き方がとてもせつなく心が苦しかった。
 なんて思ってたら、「ララバイ」である。
 つまり、二段構えのシックスセンス?
 あらためて読み返してみると、他人との関わりは叙述方法によって巧くかわしていた。
 「ララバイ」の最初のほうで、一瞬「わたし」が同級生の女生徒かと勘違いしたのだが、彼女が主人公ならどんな話になるのだろう、「いじわる」を帳消しにするような胸打たれる話になるのだろうかと勝手に期待した。
 彼女が生きていないのなら、いったいいつ死んだのか?
 父母といっしょに? 高校生になって?(だとすると、死んだのちに八歳からやり直した?)

2012年7月 2日 (月)

『題名のない番組』

 ラジオ大阪で、小松左京と桂米朝の番組が「再放送」される、と産經新聞で読んだ。昭和43年10月2日放送分をもう一人のパーソナリティである菊池美智子アナがテープで残していたとのことで、そこから抜粋して放送されるというので、予告時間の午後0時50分を今か今かと待ち構えて、聴いた。
 ・・・これだけ?! 開局55周年記念番組のなかで、いかにもコマーシャルあけという感じの0時50分、さっきまでしゃべってたパーソナリティたちが引き続きしゃべる。これから聴いていただくのは『題名のない番組』と言いまして云々。そして抜粋された「再放送」が2〜3分もあっただろうか? またさっきのパーソナリティがいろいろしゃべって、1時にこのコーナーが終わった。
 いやいや、そうやないやろ。それはあかんやろ。10分や20分は聴かせてくれると思ったやん。・・・

翻訳について

 「翻訳で失われるもの」(『すぐいじける女の子のブログ』)を読んで。
 ホーガン『星を継ぐもの』(原題:Inherit the stars」)という邦題からは、複数形ゆえの空間的ひろがりと、動詞(命令形?)ゆえの緊迫感が失われている、と「すぐいじける女の子」は言う。なるほどな指摘だ。
 しかし、日本語としてキャッチーなタイトルを考えるということも大事だ。「星」は「星々」でもいいだろう。でも、命令形のタイトルって、私はあまり好きではない。「飛翔せよ、遥かなる空へ」とか「残像を殺せ」とか「タイタニックを引き上げろ」とか(『果てしなき河よ我を誘え』という名タイトルもあるが)。体言止めを好む志向は、無視できないと思う。直訳したら戸惑うようなタイトルも考えものだ。
(『果てしなき河よ我を誘え』の原題「TO YOUR SCATTERED BODIES GO」も、意味がよくわからないのだが、直訳しなくてよかったと思う)
 とはいえ、「可読性を少し犠牲にしてももっと直訳に近い翻訳を」との思いもよくわかる。私は英文ではとても読めないので、読みやすい翻訳にすがりたいのだが、お気に入りになって何度も読んでいるうちに、あるいは映画なら吹き替え版を何度も観ているうちに、本当はどんなふうに言っているのか気になって、英語の字幕で確認したりするのだ(本だとそう簡単にはいかないのだけれど)。邦訳が意外にトンチンカンでビックリしたことも(2011.03.05、06.26、映画『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』の記事参照)。
 もちろん、日本語として違和感なく読めて、なおかつ原文の意味を損なわない翻訳を、翻訳者のみなさんには期待しています。

2012年7月 1日 (日)

『ビブリア古書堂の事件手帖 3』

 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 3』良。
 ビブリア古書堂の店主・篠川栞子が、古書にまつわるさまざまな難題を解いていくミステリー。語り手は店員の五浦大輔。店主の妹・文香や、本好きの客たち、他店の店主などがかかわりながら、人間ドラマと古書の興味深い話を楽しめる。栞子らの失踪した母の謎が少しずつ見え隠れするのにも心ひかれる。
 プロローグ 『王さまのみみはロバのみみ』(ポプラ社)・I
 第一話 ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』(集英社文庫)
 第二話 『タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの』
 第三話 宮澤賢治『春と修羅』(關根書店)
 エピローグ 『王さまのみみはロバのみみ』(ポプラ社)・II
 書店で見かけたとき、「積ん読本を少し片付けてから買うかなぁ」と思いつつ手に取ったら、第一話の本を見て、買うしかなくなった。
 起こる事件やら登場人物たちの背景やらに『たんぽぽ娘』をうまくからめてあって、おもしろい。
 しかしこれだけのペストセラー・シリーズに取り上げられては、出さないわけには行かないでしょう、河出書房新社さん。むしろチャンスですよ。

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