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2012年7月23日 (月)

KATAGAMI Style もうひとつのジャポニズム

 京都国立近代美術館にて、「KATAGAMI Style もうひとつのジャポニズム」観覧。
 「19世紀から20世紀初頭にかけて西洋に渡った日本の美術・工芸品のなかから「型紙」に注目。約400点の作品を展示し、アール・ヌーヴォーをはじめとする西洋の美術・工芸改革運動の中で豊かな広がりを見せていった様相を、5つの章に分けて紹介する」という、関西ウォーカーの紹介記事と写真を見て、興味をもった。(欧文タイトル「KATAGAMI Style - Paper Stencils and Japanisme」)
 型紙は着物の生地に柄を染める型染めに使われる道具で、鎌倉時代にまでさかのぼれるらしい。江戸時代に大量に作られ廃棄されていた膨大な量の型紙が欧米に流れ、アール・ヌーヴォー、アーツ・アンド・クラフツ、ユーゲントシュティールといった美術・工芸運動に影響を与えたとのこと。美術への影響はこれまでにも知られているが、工芸にスポットがあてられる機会はほどんどなかったそうだ(プレス・リリースPDF参照)。

 展覧会構成(これもプレスリリースから)
 第一章 型紙の世界 ー日本に置ける型紙の歴史とその展開
 第二章 型紙とアーツ・アンド・クラフツ ー英米圏における型紙受容の諸展開
 第三章 型紙とアール・ヌーヴォー ー仏語圏における型紙受容の諸展開
 第四章 型紙とユーゲントシュティール ー独語圏における型紙受容の諸展開
 第五章 現代に受け継がれる“KATAGAMI”デザイン

 へー、そういう構成だったんだ。見てまわってるときには、よくわかってなかった。順路に迷うことが多くって。
 オスカー・ワイルド『サロメ』のさし絵にも影響が出てるんだ。
 あ、これもか、これもか、っていう作品がたくさん。百年以上前のデザインとは思えない斬新なものも数多く。
 このあと、美術館を出てからも、行く先々で見るものに、大なり小なり影響を感じてばかり。
 図録は買わなかったけど、関連品の売店でルネ・ラリックの作品集を買った。これもすごいなぁ。(一時期の加藤直之への影響も笑えるくらい)。

 ちなみに、4階の窓からながめる平安神宮の鳥居が壮観。

 P.S. 帰ってから観たNHK「グラン・ジュテ」が取り上げてたのは、蒼山日菜さんの切り絵。型紙に通じるもの多々あり。

http://www.masajiart.gr.jp/chiyu-art/index.htmから、蒼山日菜のHPへ。

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