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2013年11月27日 (水)

髙田郁『ふるさと銀河線 軌道春秋』

 髙田郁『ふるさと銀河線 軌道春秋』読了。良。

 かつて著者が川富士立夏のペンネームで原作を担当したマンガ『軌道春秋』を小説にしたもの。

 旦那の後をつけて電車に乗った妻・・・「お弁当ふたつ」

 明かりの灯ったアパートの一室を覗き見る電車の乗客一人、二人・・・「車窓家族」

 大阪環状線某駅の立ち食い蕎麦屋のおやじの目の前に、東京にいるはずの孫が・・・「ムシヤシナイ」

 多くの友が故郷陸別を離れる進路を選ぶなか、夢と現実に葛藤する中三・・・「ふるさと銀河線」

 三回忌となる死んだ息子が昔送ってきた旅のハガキに誘われ、陸別にむかう夫婦・・・「返信」

 バブルがはじけて砂を噛む日々を送る証券マンが偶然学生時代のアパートに・・・「雨を聴く午後」

 アルコール依存症と戦う、夫と別居中の妻・・・「あなたへの伝言」

 最近物忘れが多くなったような気がする・・・「晩夏光」

 学生時代の仲間三人の、半生を経た再会・・・「幸福が遠すぎたら」

 最初の短編でいきなり急所をつつかれた。そのあと、あっさりめのが続くが、最後はやっぱり泣かされる。

 どの短編も、お料理を作ったり食べたりする場面が著者らしくて印象的。

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