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2014年1月

2014年1月30日 (木)

ビブリア古書堂の事件手帖 5

 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 5〜栞子さんと繋がりの時〜』読了。良。おおおおおおお、間違い!
 本好きの情報探求誌を謳う『彷書月刊』のバックナンバーをあちこちの古書店に売っては、気が変わったと数日で引き取りにくる不思議な客。
 複数の版がある『ブラック・ジャック』にからむ謎。
 放蕩の三男坊は、死ぬ間際の長男から『われに五月を』をやると本当に言われたのか?
 前巻からの懸案事項に決着がついたのはよい。しかし引き続き残る懸案事項。
 エピローグには混乱した。なんかの叙述トリック? 私はミステリーを読むのは好きだが解くのは嫌いだ。どこかにヒントは? あとがきでも触れてないとはどういうことだ? と思ったら、あらすじの「青年」って言葉で気がついた。
そうだったそうだった。

2014年1月24日 (金)

映画「エンダーのゲーム」

 映画『エンダーのゲーム』まずまず。映像はすばらしい。本を読み返すときに映像補完できる。
 ストーリーが駆け足になってしまったのは致し方のないところ。
 本を読んでない人には、わかりにくいところがありそう。
 ピーターがあれっきりだったり、ラストで宇宙船が深宇宙に飛び去るところとか。
 ちなみにこの前映画館で観たのは『リアルスティール』。
 書店にて立ち読み。ハリイ・ケメルマン『9マイルは遠すぎる』なるほど、しっかりオマージュしてるな、「心当た
りのある者は」。
 『ビブリア古書堂の事件手帖 5』購入。

2014年1月23日 (木)

エクーメン

 ジャック・ヴァンス『復讐の序章』再読。良!
 裂開駆動で飛び交う宇宙船がむすぶ人類宇宙の古き良きイメージがここちよい。
 ところでこのシリーズ(魔王子シリーズ)では、銀河に広がる人類の版図を「オイクメーニ」、その法の及ばない所を「圏外」と呼んでいる。
 いっぽう、ル・グインのハイニッシュ・ユニヴァース物と称される小説群では、ハイン人による星間連盟を「エクーメン」と呼んでいる。
 『復讐の序章』を十五年ほど前に読んだときに「オイクメーニ」と「エクーメン」の類似に気づいて、図書館の辞書で調べたことがあった。
 「エクーメン」は造語らしく、載ってないのだが、関連ありそうな言葉は以下のとおり。
 
 ecumenism 世界教会主義(キリスト教諸派の統一を追求する思想)
 ecumenopolis 中枢管理機構をネットワークによって分散させた多核的広域都市 [ <Gk oikoumene(world) + polis]
 ecumenical 1.全般の、全体の、普遍の、全世界の 2.全キリスト教会の [ <LL oecumenic(us) = belonging to the whole inhabited world.  <Gk oikoumen-(to inhabit) + -ikos(ic)] 
 
 引用元不明、すいません。
 ちょっと説明してみると、「教会」とあるのはこのさい無視。たぶん教会関係者が、語源のギリシア語かラテン語から持ってきて内部的に使っていた言葉だから、こんな訳になったのだろう。
 ecumenopolis の訳(というか解説文)が、今風でかっこいい。
 「<Gk」というのは、ギリシア語由来ということ。「<LL」は後期ラテン語由来。
 ecumenopolis の「oikoumene」の最後の「e」には字上符がつきます(横棒)が省略します、あしからず。
 「inhabited」は「人が住んでいる」。 
 ということで、エクーメンの根源的意味は、人が住んでる所、世界、ってところだろうか。
 
 ところで「エクーメン」で検索してみると、高橋源一郎さんのツイートがヒットした。
 2011年01月11日「午前0時の小説ラジオ」・「アキューメン(acumen)」と「アンラーン(unlearn)」・「他人に届く思想」と題された連続ツイート全44回。以下引用。
 
「他人に届く思想」1・1922年生まれの鶴見俊輔さんは戦後を代表する哲学者・評論家ということになるだろう。ぼくは、とてもとても尊敬している。
「他人に届く思想」12・ヘレン・ケラーは自分が「ただことばや思想を覚えただけ」であり、そんなものには意味がないことに気づいた。重要なのは、それをいったんunlearnした後、もう一度、真にlearnし直すことだと考えたのだ。それが彼女のacumen(明察)だったといってもいい。
「他人に届く思想」19・だから、鶴見俊輔は、相手を叩きふせない。どんな相手でも、その相手のことばに「意味の幅」があると考え、応答する。「答は一つではない」と考えて、「では、別の答は」と問い続ける。鶴見がとりあげる対象も、そんな人ばかりだ。たとえば、こんな風に。
「他人に届く思想」23・「…夫の死後、クローバー夫人シオドラは、夫の遺したノートに基づいて、生前会うことのなかった男イシについて伝記を書く。その娘ル=グウィンは、イシの活躍する別世界をつくりだして、ファンタジー『ゲド戦記』を書いた」
「他人に届く思想」24・この話に、いくつものacumenの連鎖があることがわかるだろうか。最初は絶滅した民の末裔イシ。イシは孤独の深みから、立ち上がり、白人の町に向かって歩いた。学者クローバーはイシのacumenを聞き分けることのできるacumenを持っていた。
「他人に届く思想」26・その結果として、ぼくたちは、娘のacumenが創り出した物語『ゲド戦記』を読み、そのacumenに傾倒した宮崎駿のacumenが産み出すことになるものを(その息子によって)見ることができたのである。
(以下、終了後のやりとり)
「エクーメン」は「アキューメン」から来てたんですね RT @nao_capricerabi ちょうど昨年からグウィンのSFを読んでいたので、それと併せても興味深くおもしろかったです。グウィンが未来世界に展開させた「エクーメン」という惑星間組織には、そんなような背景があったんですね
(引用終わり)
 
 果たして「アキューメン」も「エクーメン」に反映しているのか? もちろんル・グインはacumenという言葉を知ってたろうし、星間連盟をエクーメンと名付ける際にacumenを思い出したら、良いイメージの言葉だもの、後押しにはなるだろうな。
 エクーメン天地アキューメン明察、とか言ってみたりする蛇足。
 
P.S. 2014.01.31
 「オイクメーニ」で検索したら、「オイクメネ」での検索結果が表示され、「エクメーネ」がウィキにあることがわかった。ドイツ語で、人間が居住している地域を指す地理学の用語、とのこと。

2014年1月20日 (月)

古書店にて

 今日こそは『げんしけん』ファーストシーズンをコンプリートする! と意気込んで。
 古書店にて。『げんしけん 14』350円。8は、ない。あと、『乙嫁語り 1』百円棚。
 書店にて。『げんしけん 8』570円。こんぷりーと。。。
 (これ以外にも古書店ひとつ、書店ひとつを空振りセリ)

2014年1月19日 (日)

なぞの転校生

 奈良テレビでドラマ『なぞの転校生』はじまる(テレビ東京系)。岩井俊二がからんでるのでチェック。

 おおっ、主人公のお父さん、むかしNHK少年ドラマの『なぞの転校生』で主人公やってた人!

2014年1月18日 (土)

古書店にて

 古書店にて。

 『五年生 2』『異星人の郷 下』『SFの殿堂 遥かなる地平 1』(ハイニッシュ物とエンダー物狙い)『鴨川ホルモー』『ふたりの距離の概算』(あとがき狙い)。全部百円棚。

 げんしけんの7・8巻を探しにきたのだが、ない。既買巻、読んじまった。ササ×オギの展開が知りたい(こういう買い方なので、結論はすでに知ってるが)。

 書店にて。

 『げんしけん 7』ついに定価で。。。

 ちなみにずいぶん前、『げんしけん』を手に取ってみたものの、読む気にならなかったのは、1巻だったせいだろう。絵が安定してなくて、男たちのビジュアルがちょっとキモイ。咲も絵柄がゆらいでる。2巻以降は無問題で安心して読めた。それにしても『五年生』からはずいぶん変貌したものだ。サクラさん顔の音無響子さんが後年天道あかね顔になったくらいのギャップが。

2014年1月17日 (金)

古書店にて

 古書店にて。

 『げんしけん 2・4・5・9』『フリーランチの時代』全部百円棚。

 残るは7・8・9・12・14巻(~15巻?)。。。

 コンビニにて。

 週刊モーニング1/30号。星野之宣「雷鳴」巻頭カラー38ページ読み切り。なぜ恐竜はあんなに巨大になったか。

2014年1月14日 (火)

古書店にて

 古書店にて。

 『およね平吉時穴道行』『マイノリティ・リポート』『げんしけん 1・11・13』『1』は200円。あと二冊は350円。アニメを数話観てから、話の前後や人物の来歴を埋めようと、立ち読みしつつ最安値をねらいつつ、このような買い方に。

2014年1月 7日 (火)

古書店にて

 古書店Aにて。

 『風の邦、星の渚』。『異星人の郷』より早く百円棚にようこそ。

 古書店Bにて。

 『五年生 1』。『四年生』の続編。

 『アゲイン!! 9』。頼む、盛り上がっててくれ。

 『まんがで読破 カラマーゾフの兄弟』。名作らしいし(小説が)。

 古書店Cにて。

 『パヴァーヌ』百円棚へようこそ!!!

 『げんしけん 10』ああついに、350円に手を出した。

2014年1月 4日 (土)

『死者の代弁者』

 「彼の名はヒューマンです」

 「そして、あなたの名もそうだ」

 

 カード『死者の代弁者』再読。良。

 あれから三千年(!)。『巣窩女王』と『覇者』が聖典のようにあまねく流布した「百世界」と呼ばれる宇宙時代の人類の版図に、「死者の代弁者」と呼ばれる人々が尊敬を集めていた。

 アンドルー・ウィッギンは、姉ヴァレンタインと共に星々を旅し、相対論的効果で今だ三十代半ばであった。三千年前の異類皆殺しエンダーとも、『巣窩女王』を著した初代「死者の代弁者」とも関わりのないひとりの「死者の代弁者」として、惑星トロンヘイムで活動していた。

 そんなある日、即時通信アンシブル・ネットワーク上に「死者の代弁者」を求める請願があらわれる。惑星ルジタニアで活動する異類学者ピポが原住種族ピギーに惨殺されたのだ。ピポの死を代弁するため、アンドルーは船内時間で2ヶ月、到着に22年かけてルジタニアへ向かう。

 ピポたちの「死」の真相を知ったピギーたちの悲痛な叫び(私がピポなら逃げた)と、親しかった者たちの間に横たわる時空の(あるいは心の)隔たりが切ない。

 カードはヴァンスの『復讐の序章』(魔王子シリーズ)を意識したんだろうか。木の精とピギーの類似や、スターキングにからんでの人間の定義を思いだす。

 ユートレニング、フラムリング、ラマン、ヴァーレルセって、かっこいいなぁ。この言葉を見つけて物語に盛り込んだことで、物語の味わいがずいぶん濃くなったと思う。

 『エンダーのゲーム』も『死者の代弁者』も、それぞれに完結している。どちらも続編は必要ない。続編が読みたくなる余韻にひたるのがいい。とはいえ、せっかく翻訳されてるんだから、見つけたら読みたいが、最近古本屋ではさっぱり見かけない。(ハヤカワ文庫SF自体、レアになってしまっている)

2014年1月 3日 (金)

『エンダーのゲーム』

 オースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』読了。良。

 昆虫型異星生命体「バガー」の侵略をかろうじて食い止めた人類は、再侵略に備えて兵士・指導者の育成に着手する。

 初期審査で軍がエンダー・ウィッギンを最有力候補としたとき、エンダーは六歳だった。

 バトルスクールでの厳しい訓練の日々。苦手なタイプの話かと思っていたが、ぐいぐい引き込まれた。

 バトル描写にというより、エンダーの苦悩に。

 「恐るべき子供たち」の物語。バガーがいっこうに出てこないなぁ、でもおもしろい。

 政治論などにはついていけないが。

 後半すいぶん経ってからのバガーとの関わりが、「死者の代弁者」という存在をリアルにする。

 必ずしも続編の必要な物語ではない。

 (2013.12.21読了)

2014年1月 1日 (水)

謹賀新年

 あけましておめでとうございます。

 本年もよろしくおねがいいたします。

 去年良かった本。

 1.『象られた力』

 2.『君と僕のアシアト~タイムトラベル春日研究所~』

 3.『ビブリア古書堂の事件手帖4~栞子さんと二つの顔~』

 去年良かった映像作品。

 1.『言の葉の庭』

 2.『ダークナイト・ライジング』

 3.『氷菓』

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