最近のトラックバック

« 2014年3月 | トップページ | 2014年5月 »

2014年4月

2014年4月30日 (水)

勝谷誠彦『ディアスポラ』

 勝谷誠彦『ディアスポラ』良。
 あの「事故」があって、汚染範囲を示すいびつな同心円が列島を覆い、生き残った日本人は難民となった。『日本沈没 第二部』の一エピソードかとも思えるふたつの短編。
 「ディアスポラ」・・・「日本人難民状況巡回視察官(文化保存)」としてチベット・メンシイに滞在する諏訪。彼と、難民キャンプの日本人数十人の今そしてこれから。そこがチベットであることや、国連職員のイスラエル人の登場に、日本人の「これから」についていろいろ思いめぐらされる。
 「水のゆくえ」・・・去年秋の「事故」後、杜氏とともに山奥の酒蔵に残って酒造りを続ける徹。わずかに残った数人の村人たちとのかかわりあい。建設途中で放置され、無用の長物と化した未完成のダム。それにまつわるかつての対立と建設凍結、そして「事故」。電気が止まって昔ながらのやり方で行なう酒造りが、失われゆく文化を回顧するかのように語られる。
 二作品とも本質的にはSFというより純文学だ。解説の百田尚樹が言うように。(百田いわく、エンターテインメント性がない。たぶん、〈十二国記〉でいえば『華胥の幽夢』ではなく『丕緒の鳥』だろうな) 
 諏訪の出身地が神戸だと聞いて震災の被害を訊ねる人がいるほど、発表年からさほど未来の話ではない。今起こったらどうする?と問いかけられているようだ。さてどうする? たぶん出遅れて手遅れになる側かもしれない。
 初出2001、2002。単行本2011。文庫本2O14。

2014年4月29日 (火)

プリウスの燃費

 プリウスのキーを差しっぱなし、電源オンのまま放置してしまった。約15時間。
 ラジオもライトも点いてないので、それほどエンジンが動いてたはずはない。唯一、液晶モニターの表示か。
 もう長いこと燃費が20を上回ることがなかったのに、ここしばらくの天候がプリウスに最適なのか、こないだ給油してからは22〜23を維持していた。それが今回の不手際で20に落ちてしまった。
 満タンにし直して、記録とり直そうかな〜。

2014年4月28日 (月)

行きつけの書店にて

 行きつけの書店にて。
 米澤穂信「満願」の収録されたアンソロジーが出てる。ここでは米澤穂信短篇集『満願』も見たことないのに。
 デヴィッド・リンゼイ『アルクトゥルスへの旅』が出てる。昔サンリオ文庫から出てたとき、表紙買いしそうになったものだ。その表紙は加藤直之画集に収録されてるので手元にある。中身はあまりそそられないので今さら買う気はない。でもこうやって、絶版作品が再び世に出るのはうれしい。つぎはマイクル・コーニイ『ブロントメク!』(近刊予定)だ。

2014年4月25日 (金)

NHKのことばづかい

 NHKのニュースで違和感。

 説明なしで「オミット」なんて言わないでほしい。日常的に使われる外来語、とは決して言えまいに。

 クラブで客にダンスをさせて風営法に問われた裁判の話。なんで「ラ」にアクセント? ふつう「ク」でしょ。アクセントの位置で意味が変わるというのはわかってるが、ニュースが、それもNHKが、新聞には不可能な発音による区別を説明なしで行なうのはいただけない。それともNHK的には、「橋」と「箸」は発音の違いで区別してるでしょ、だから「クラブ」も、ってこと? もうちょっと保守的でいてほしいのだが。

2014年4月24日 (木)

分蜂

 きのう昼2時ごろ、住道(すみのどう)辺りを走ってたら、いきなりフロントグラスにハチの群れがばちばちばちっとぶち当たった。
窓をしめててよかった〜。
 信号待ちしてたら、後ろから追いついてきた自転車の男性が、フードをばさばさ振るったりしながら前へ進んでいった。たぶん群れに突入したのだな。でも刺された様子はなかった。ハチじゃなかったのかな?
 今朝MBSラジオ「朝からてんコモリ」を聴いてたら、「今朝○時台に紹介したハチの大群の話ですが」と、別の都道府県でのハチの群れの話をしていた。「分蜂」というそうです、と。引っ越しの最中で一所懸命なので、あまり攻撃的ではないらしい。ではあれはやはりハチだったのかな。

2014年4月16日 (水)

小説 言の葉の庭

 新海誠『小説 言の葉の庭』読了。良!
 去年公開されたアニメーション映画『言の葉の庭』を、監督みずからが小説化。(→2013.10.04参照)
 たった46分のアニメーション作品は、それだけで完成している。蛇足はいらない。そう思いつつ。
 ダヴィンチ誌に掲載されていた第五話を読んで興味がわいた。
 出版予告のインタビューを読んでそそられた。伊藤や相澤が?
 本屋で目次を見るともう、読まずにいられなくなった。
 そして読後。
 ああ、なんというエピソードを足してくれるのですか、監督!
 主役である彼や彼女の、そして脇役でしかなかったはずの彼らの、これまでや、それからを描いて、さらに物語に深みを与えてくれた。
 明らかになって、ある意味安堵したことも。警察云々というのも省かれていたし。
 これ以上語るより、目次をごらんください。
 それより先に、未見のかたはぜひご覧ください。
 第一話 雨、靴擦れ、なるかみの。——秋月孝雄
 第二話 柔らかな足音、千年たっても変わらないこと、人間なんてみんなどこかおかしい。——雪野
 第三話 主演女優、引っ越しと遠い月、十代の目標なんて三日で変わる。——秋月翔太
 第四話 梅雨入り、遠い峰、甘い声、世界の秘密そのもの。——秋月孝雄
 第五話 あかねさす、光の庭の。——雪野
 第六話 ベランダで吸う煙草、バスに乗る彼女の背中、今からできることがあるとしたら。——伊藤宗一郎
 第七話 憧れていたひとのこと、雨の朝に眉を描くこと、その瞬間に罰だと思ったこと。——相澤祥子
 第八話 降らずとも、水底の部屋——秋月孝雄
 第九話 言葉にできず。——雪野百香里と秋月孝雄
 第十話 大人の追いつけない速度、息子の恋人、色褪せてくれない世界。——秋月怜美
 エピローグ もっと遠くまで歩けるようになったら。——秋月孝雄と雪野百香里

2014年4月15日 (火)

別の古書店にて

 別の古書店にて。

 佐久間正英、ない。

 『珈琲店タレーランの事件簿 3』定価で買う気がなかったのでラッキー。

 『秒速5センチメートル 2』1巻を立ち読みしたので、下巻くらいは。

 『月の影 影の海 下』新潮版、『せどり男爵数奇譚』、『五年生 3』、以上108円棚。

 『月の影…』はイラスト狙い。ホワイトハート版からは少々加筆修正されてるらしいし。

 北上次郎の解説で「大馬鹿者!」を見ただけでうるうる。

2014年4月14日 (月)

古書店にて

 古書店にて。
 佐久間正英の『LISA』を探すも、ない。
 同じ「さ」の棚で、サニサイ『グリーティングス』発見。購入。
 良。この音楽性は、よい。
 ただ、気になっていた「京都慕情」はいまいち。渚夕子の歌のカバーだが、なぜ主旋律を変える? 元歌を越えられないなら、せめて元歌どおりに歌ってくれ。
 それと「時間旅行」の“♪愛よ届け”と「恋というモノ、愛というモノ」の“♪恋というもの”の部分のメロディがそっくり。連続した2曲だから、目立つよ。 

2014年4月13日 (日)

『アゲイン!!』完結

 週刊少年マガジン誌にて、久保ミツロウ『アゲイン!!』完結。尻切れとんぼだ〜  ラストで現代に戻っても救いがないし、過去にとどまってもズルイ感が残るし、むずかしいんだが。  現代でやり直せるものなら覚悟を決めてやり直してくれ、それが一番だ、と思うけど。

2014年4月12日 (土)

佐久間正英

 先日NHKで、故・佐久間正英の来し方と亡くなる直前の活動を紹介する番組が放映された。
 BOOWYの布袋寅泰やGLAYのあの人やジュディマリのYUKIやらが思い出を語っていた。
 話題きりかえの時の映像が凝ってていい。彼が参加したユニットやプロデュースしたバンドなどの名前が組み合わさってギターの絵になる。その時のBGMに聞き覚えがある。昔NHKFMでやってた環境音楽特集で流れてた曲だ。あれで佐久間正英の名前を知ったんだ。なつかしい。聴き返そうとカセットテープを探すが、ない。CDに焼いたっけとCDを探すが、ない。何年か前に大量処分した中にあったのか? ショック。
 ネットで佐久間正英のディスコグラフィを調べる。THEODOR、MON ONCLE、ARMADILLO、、、『LISA』だ! ネットで買える!

2014年4月11日 (金)

本屋にて

 行きつけの本屋で小説『言の葉の庭』購入。新海誠がみずからの同名アニメを小説化。
 今だ『満願』なし。

2014年4月 9日 (水)

なぞの転校生

 「なぞの転校生」視聴終了。
 映像が好き。音楽が好き。せりふ(脚本)が好き。でも、カタルシスがないなぁ(脚本? 演出?)。

2014年4月 8日 (火)

美の先天性・後天性

 NHKラジオ「午後のまりやーじゅ」火曜日のコーナー「クロサキマサオはテツガクの夢を見たか」今日は「骨董」の話。
 一見みすぼらしい茶碗などが高く評価されるのは、誰かが「美しい!」と評価したからか、それとも美しさが元々内在しているのか?
 なるほど。ゴッホは死んでから画商か誰かが「すばらしい!」とほめたてたから値打ちが上がったわけだし。
 あの「ゴーストライター」の曲は、佐村河内氏に曲を提供しなければ見向きもされなかったのかもしれないし。
 フィリップKディックの『高い城の男』では、ある男の作る全く意味のない形の工芸品が、「無」を表現していると評判を呼ぶ皮肉もある。
 今日を含め、今後数回は時間をからめた話になるらしい。楽しみだ。

2014年4月 7日 (月)

シャルロットロール

 ヤマザキのシャルロットロール・ホイップクリームを食べる。
 やわらかくておいしい。
 去年の十月に別のスーパーで買ったシャルロットロールを食べたとき、「皮のやや堅いロールケーキ」と感想を書いているが、今日のはむしろやわらかい。小鳩君たちが食べたのは、こういうのじゃないのかなぁ?

読書(まんが)

 ハロルド作石『7人のシェイクスピア 3・4』、ゆうきまさみ『白暮のクロニクル 1』、安彦良和『ヤマトタケル 1』、ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ 1』、幸村誠『ヴィンランド・サガ 7』、読了。
 この時点でとくに期待大!というほどの作品はないが、ゆうきまさみと安彦良和は、やっぱり好きだ。
 それにしてもゆうきまさみ、あいかわらず表紙が渋い。

2014年4月 6日 (日)

「上り」と「下り」

 鶴橋の焼肉店で火事。JR環状線と近鉄奈良線下りが一時運行見合わせ‥‥奈良線の下りって、どっちのこと?
 奈良のほうが東京に近いから、大阪行き?
 奈良のほうが標高が高いから、大阪行き?
 奈良はいにしえの都だから、大阪行き?
 まさか大阪が第二の都市だから、奈良行きだなんて言わないでね?
 答え‥‥どうやら、奈良行きが「下り」のようだ。けしからん!
 だいたい、電車でも高速道路でも、「上り」や「下り」と言われても、どっち向きかとっさにわからないことが多い。
 あれは東向きとか○○方面とか言うべきだ。
 かつて小松左京が東京へ行くことを「東(あずま)くだり」と言った逸話を思い出して、大阪は自分を第二の中心と考えるような、高慢なんだか自虐なんだかわからない中途半端な中華思想をやめるべきだ。

書店にて。

 書店にて。
 勝谷誠彦『ディアスポラ』。タイトルに惹かれて手に取り、あらすじを見て(居住不能になった日本)購入。
 いったんは手に取ったダ・ヴィンチ誌(創刊20周年)を棚に戻して。しかしまだ『彼岸まで。』も積ん読なのに。
 米澤穂信『満願』もいまだ入荷のないようす(あ、おととい別の本屋で一冊見つけたけど、買わなかったんだ、すいません)。

2014年4月 4日 (金)

高木敦史『演奏しない軽音楽部と4枚のCD』

 高木敦史『演奏しない軽音楽部と4枚のCD』良。
 高一の秋、文学部員・楡未來は軽音楽部を訪れる。待っているはずの友人・熱川真由のかわりにいたのは、「聴く専門」の部員・塔山雪文だった。
 叔母が遺したCDの謎‥‥「ザイリーカ」
 文学部の先輩が他人の作品を盗作?‥‥「コンタルコス」
 真由が部室に置いて帰ったエレキはなぜ壊れた?‥‥「無限大の幻覚」
 ぼや騒ぎで人知れず消えたフラワーロック‥‥「ハートに火をつけて」
 取り上げられるアルバムは、フレーミング・リップス、マグマ、ルー・リード、ドアーズ、ベック。ほとんど馴染みのないアーティストばかり。
 音楽に造詣の深い塔山のうんちくを楽しむという構成は、栞子さんのいる『ビブリア』みたいでアリガチかな〜、塔山が「挙動不審」というのも栞子さんが極度の人見知りなのを連想するし〜と思っていたが、塔山くんの話は単純におもしろいし、そんなに挙動不審でもなかった。
 背表紙のあらすじにある、4枚同時に再生しないといけないCDとか、架空言語で書かれた歌詞とか、そそられる。
 ある意味、米澤穂信の『氷菓』並に重たいネタもあるのに、明るくボーイッシュに描かれるヒロインのおかげで救われる。明るいけど似鳥鶏ほど軽くなく、いい塩梅。
 最後の「BONUS DISC ザ・インフォメーション」がまた、展開早いけど、いい。全然「遠まわり」してないなぁ(笑)。
 続編も可能だが、正直、あまり高校生たちに次々事件が降り掛かるのは好きじゃない。これで充分(ちょっと名残おしいが)。

2014年4月 3日 (木)

京都の地名、捕鯨、アナライズ、アゲイン!

 京都の興味深い地名。
 艮(うしとら)町、巽(たつみ)町、坤(ひつじさる)町、乾(いぬい)町。子・卯・午・酉はないのだな。
 
 国際司法裁判所で、日本の調査捕鯨が条約違反だと認定。
 まあねえ、百頭ものクジラを殺さなくても調査はできるでしょう。
 
 NHKラジオ「スッピン」のコーナー「流行アナライズ」のタイトルが気になっている。
 なぜ「アナリシス」じゃないの? 「アナライズ」は動詞だし、藤井アナの発音は明らかに動詞的(「ア」にアクセント)。だけどタイトルは普通、名詞だし、現にコーナー内では「アナライズ」を名詞的に使ってる。ああ違和感。
 
 週間少年マガジン連載中の久保ミツロウ「アゲイン!」、来週最終回だとか。打ち切りか? 「死にたいミュージカル」以降、あまり惹かれなかったのは確かだが。テレビ出演(笑っていいとも)もラジオ(オールナイトニッポン)も終了だそうで、久保ミツロウの「モテキ」終了? 今週、いきなり主人公がぶっとんでるが、どうころばせるつもりか。タイムスリップにどうオチをつけるか。見守ろう。

« 2014年3月 | トップページ | 2014年5月 »