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2014年6月24日 (火)

米澤穂信『満願』

 米澤穂信『満願』読了。良。
 同じ交番に勤務する後輩巡査の死をおもう・・・「夜警」。
 二年ぶりに会った彼女に見せられた一枚の遺書・・・「死人宿」。
 美しくもないダメ男のなにが女たちを魅了するのか・・・「柘榴」。
 バングラデシュ奥地の村で天然ガス掘削の交渉をする企業戦士・・・「万灯」。
 事故頻発にまつわる都市伝説を取材しに伊豆の峠を訪れたフリーライター・・・「関守」。
 恩義ある人の殺人弁護をする弁護士。しかし被告は控訴を取り下げた・・・「満願」。
 
 米澤穂信って、いろんな引き出しがあるなあ。知ってたけど。
 いろんなことをしっかり取材してもいるのだろうなあ。当たり前か。
 それにしても米澤穂信、私の心をざわつかせる。この仕事は自分に向いてなかったとか(夜警)、好きだと思っていた事にも実はそれほど深く熱中しているわけではなかったとか(関守)。自分のいる位置に別人がいたら、あの人もこの街も幸福だったのではないか(ボトルネック)なんて、実に、えぐられる。
 
 あの話やあの話は、彼女がこう言いそうだ。「そんなことのために!」by千反田える。

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