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2014年7月 2日 (水)

有川浩『空の中』

 有川浩『空の中』読了。良。
 高度二万メートルで続く航空機事故。目の前を行く訓練教官機大破を目撃した武田三尉を、国産超音速機の試作機を失った日本航空機設計の春名高巳が訪ねてくる。
 読めばじきにわかることですが、SFです。怪獣ものともとれるし、未知との遭遇ものともとれる。本格的にスペキュラティヴ(思索的)な作品。
 わくわくする、大変楽しい読書でした。
 大人のライトノベルを書きたかった、とは著者の弁。出版予定の文庫は想定年齢層が低いので、高校生たちも登場させたとか。
 高校生たちのほうが紆余曲折あってドラマチックだったかも。
 大人の二人は、ちょっとステレオタイプで単純すぎたかも。彼らは、彼女が典型的ツンゆえの毒舌剛腕な以外はあまりに順調すぎてちょっとあっけない。
 あそこまで彼女がツンデレだと、女性である著者が男性読者を喜ばせようとしてるように思えてちょっと引く。
 あと、あの娘が切れ者すぎるし取り巻きの大人たちがヘタレすぎる。
 さて次は、『海の底』だ。それとも山本弘の『MM9』か。

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