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2015年3月29日 (日)

島田荘司『写楽 閉じた国の幻』上

 島田荘司『写楽 閉じた国の幻』上。

 うらぶれた浮世絵研究者、佐藤某が、東洲斎写楽の正体に迫る。

 上巻だけで500ページ近い分量。一種の安楽椅子探偵物。主人公が謎解きに専念するために他書では病室のベッドから離れられない設定だったりするが、本書では息子が事故死して気力を失っている上に、悪い評判がたって仕事ができない状態に置かれている。ことに事故死の件は、ビルの回転扉の安全性について延々と語られ、物語の本質を見失いそうになる(本質が何か、上巻を読んだだけではまだわからないのだが)。

 それ以上のことは、下巻を読んでから。

 余談だが、「美人」という肩書きは、好きではない。それと、研究者が3人、専門的な議論を敬語で交わしていると、誰がしゃべっているのか判らなくなる。

 もうひとつ。204ページに葛飾北斎の複数の画号が紹介されている。いわく、宗理、戴斗、為一、卍。これって『無限の住人』の登場人物じゃん! 画狂老人とか辰政ってのは、なかったっけ?

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