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2015年4月

2015年4月28日 (火)

これって、SS?

 「・・・嘘ですか!」
 彼はなにをそんなに激昂してるんだろう。いや、わかってはいる。私に不当に利用されたと思っているのだろう。
 もちろん、利用はした。なにかを頼むというのは、利用するのと言い方がちがうだけのことだ。
 頼み事をするのに相手をちょっと持ち上げるのは常套手段だ。それを嘘だと言われても困る。
 彼はどうしてほしいんだろう。あやまれというのだろうか。
 先輩なら、ごめんね〜、と軽く流してしまえるのだろうな。眉をへの字にして申し訳なさそうに笑えば、彼の気も済むのかもしれない。
 でも、ご冗談でしょう云々とまで言われてはもう遅い。そもそもそんなキャラじゃない。
 女帝と言われているのは知っているが、いったい、目の前で言われて喜ぶ人間がいるものか。
 それならこっちも女帝に徹してやる。
 百%心からの言葉、というわけではなかった。だから彼が気の済むように解釈すればいいさ。
 「・・・自由よ」
 そういいながら、心の中で少しだけ・・・。

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